お産の費用、高い?安い?

みなさんこんにちは。

久しぶりにブログ書きます。

現在、出産費用についての保険適応が議論されています。

出産育児一時金が50万円(令和6年度時点)ですが、出産される施設によっては退院時に追加分のお支払いが生じることでしょう。

当院においても、入院から出産に至るまでにかかったお時間や出産された時間帯によって時には追加分の費用が発生することもございます。

では、保険適応になると今と同じ内容での出産や入院費がすべて無料になるのでしょうか?

もちろん、安全な分娩をするための技術や産後の母体や新生児の管理という基本的な部分は変わらないでしょう。

しかし、産後の入院生活においてフランス料理やエステやアメニティなど医療と関連のないサービスは保険適応にはならないでしょう。

当院においても、足形のプレゼントやお祝い膳やアレルギー対策ではないこだわったお食事を作るための食材費などは、保険適応の対象にはならないでしょう。

基本的な医療体制や安全に対する対応については基本料金として設定され、オプションという形で有料メニューを選択する形になっていくのでしょうか?

助産院や医療機関で行われる産後ケア事業や、民間の産後ケアホテルなどがこれからは産後を快適に過ごし不安なく育児をサポートしていく場所になるのでしょうか?

これからの数年でもしかしたら日本の出産や産後入院のあり方が変わっていくのかもしれません。

その時がきたら、助産院として助産師としてお母さま方にどんなことができるのか・・・。

常にお母さま方に寄り添える場所でありたいなと思います。