おばあちゃまとして
おしか助産院のホームページを訪れてくださりありがとうございます。
今回は、祖父母の役割についてのお話です。
私には孫が一人います。つい最近1才になりました。私もおばあちゃま1歳です。
1才のおまごちゃん、少し言葉が出始めジェスチャーで色々な事を教えてくれるようにもなり、とてもかわいいです。
巷には祖父母による孫育て教室やら本やらありますが、おまごちゃんの相手をしていると、祖父母が孫を育てるという感覚って何か違和感があります。
子どもを育てるのはあくまでも親の役割です。祖父母は子育てしている子供の親(ってことは自分の娘や息子ですよね)の子育てをそっと見守って、えげつない言い方ですが「口は出さずに金は出す」くらいの距離感でいればいいのです。
時々「自分の子育てはこうだったのに」と孫の成長を自分の子供の小さいときの成長と比較する祖父母の言葉に悩まれるママさんがいます。私は、正直な話自分の子供が小さかったころの苦労なんて忘れて、かわいかったお利口だったことばかりを覚えています。記憶なんてそんなもんなんじゃないでしょうか?
目の前にいるおチビちゃん、0才や1才でそんな朦朧とした記憶の中のかわいいお利口な赤ちゃん(それはおまごちゃんにとってのパパやママなんです)と比べられたらかわいそうです。
祖父母は、孫を無償の愛で包み込んであげるだけでいいと思うのです。そして毎日子育てに翻弄されているパパとママの精神的な支えになれたらよいと思うのです。
愛された記憶は、子供の成長に大きな意味をもたらしますし、パパやママも自分たちの育児を肯定し見守られていることで、大きな愛に包まれて安心して育児ができると思うのです。
子育てのことで親世代との意識の違いに悩んだら、ご相談ください。また、祖父母になる方で最近の子育てと一昔前の子育ての違いに悩んだら、ご相談ください。
助産院は、出産するだけのところじゃないです。
妊娠・出産・子育てにかかわる方はどなたでも、お悩みあればお話しおうかがいいたします。